フォレストスプリングスの魚の秘密

フォレストスプリングで釣れる魚は、卵から孵化して2〜5年間たったものが放流されています。その間には、釣り人が喜ぶ魚に育てる為に様々な秘密や工夫と努力が隠されています。

     
 
日本にニジマスが導入されすでに130年ほどが経ち、これまでの間、国内の魚同士で世代交代が繰り返されてきました。その為に近親化が進み、ニジマス本来の形質が失われたものも少なくないと考えられます。そこで失われた形質を新たに取り入れるため、またより野生に近く、引きが強く、なおかつ綺麗な魚を取り入れるため、海外より優れた品種の魚を発眼卵で導入しております(ニジマス系の発眼卵を輸入する例は未だに国内ではほとんどありません)。それに加え、よりヒレの強い個体同士のブリーディングやより大きくなる品種のセレクティングなど当社でも独自の育種プログラムにより自社採卵も行っています。ここが当社で養殖している魚の他とは違う根本的な違いなのです。スチールとカミー、ジャンパーはまさにアメリカ生まれの日本育ち。
     
 
魚をファーミングする上で飼育環境は、魚の性質を左右する重要なファクターの一つです。トラウトは冷水性の魚類で、最適水温は15℃±3℃程です。つまり一番活性の高いのが水温帯。この水温帯(つまり水温一定の地下水)で養殖すれば成長も早く、比較的楽に養殖出来るわけです。ですが、水温や生育環境は、天然河川ではもちろんのこと、釣り場毎で千差万別、季節による激しい水温変動はもとより、濁りや水質の違いも大いにあります。そこで当社養殖施設では河川水を使用飼育しております。冬は1-2℃、夏は22-23℃と年間の水温差は実に20℃以上。もちろん雨が降れば水も濁ります。成長の速度も水温一定で濁りの無い養殖池に比べると半分程度の場合も。でもその分、より環境の変化に強く、活性の落ちづらい、そんなたくましい魚に育つのです。
     
 
河川水を引き込む養殖池は一池毎分8トンもの大水量。それが直径20mの円形池に注ぎ込まれていますので、池の中はまさに急流の様な水流が24時間回りっぱなしです。こんな水量が豊富で水流の強い池で魚は常にトレーニング状態で飼育されますので、筋肉質で身のしまった魚に育つのです。体高が高くマッスルなトラウトの秘密はここなのです。
     
 
 魚の身質、味にはエサの品質が大きく影響します。もちろん大手メーカー製の魚類用配合を与えていますが、世界のエサメーカーから配合成分を徹底調査し、バランスのとれたレシピをメーカーに特注してもらっています。運動量が豊富なのでよりハイカロリーなエサでエネルギーを十分補給させることに留意することはもちろん、食べたときの魚の味の良さ、臭みのなさには絶対の自信があります。またエサもフローティングとシンキングをバランス良く与え、トップウォーターに良く反応する習性を強くつける事、またフォールするエサにも注意力をなくさせない、エサの物性にも着目して与えています。
     
 
エサを手で撒き与える事は、養殖する上で、魚の状態をチェックする上でもとっても重要な方法です。ですがこれですと人に慣れ、人影をみると魚がエサをくれるものだと思い、魚が寄ってくる習慣が付いてきます。ちょうど池のコイの様に。これでいい場合もあるのでしょうが、自然と一緒で人影を見れば逃げる魚になるようにエサは給餌機を使って与えています。給餌機もタイマーで自動で与えるタイプと、魚が食べたいときに食べられるディマンドタイプの2通り。すべては魚が警戒心をもちより自然に近い捕食環境を持たせる為です。
     
 
釣り場の経営母体が養魚場ですので、現場と消費者がまさにリンクしています。釣り人はどんな魚を望んでいるのか、養殖の現場に直結、反映できる事も強みです

 

個性のある6つのポンド